家族といるリビングには、わたしの癒し詰め込まれている宝石箱。

わたしの家の自慢というべき場所は、リビングにあると思います。天井からエアープランツという植物が、ガラスの中に入って吊るしてある。それは、キッチンからもダイニングテーブルからも見られる唯一の癒しだ。生花なら水も変えなくてはいけないし、家事に追われる身のわたしにとって非常に手間の、そして時間のかかるものであっただろう。カウンターをのぞけば、すぐそこにはダイニングテーブルがあり、子どもたちの笑い声や、喧嘩の声で賑やかなものだ。そのカウンターとダイニングテーブルの少しの隙間に、わたしの一番大好きなコーナーがある。こげ茶色の机の上には宝物、そうミシンがおいてある。もちろんダイニングテーブルのベンチ椅子を引かなければミシンの机の椅子は座れやしないが、子どもの声が寝息に変わるころそのミシン椅子の出番がやってくるのだ。大好きな家族のために色どりを考えながら作る大好きな料理、そしていつまでも続く賑やかな楽しい家族の会話、その間にちゃっかりとわたしの大好きなミシンがこのリビングを華やかなものにいしてくれている。24時間では足りない今のわたし。忙しいながらも癒されながら我が家に住みつく一番家が落ち着くわたしなのかもしれない。